HSU近隣の生き物たち<番外編:長生村 虫供養碑>
![]() 八積駅近くにある虫供養碑 |
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スズムシ |
![]() マツムシ |
キリギリス |
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〇長生村の自然に触れて驚いたことは幾つかあるが、その一つは、今までお店でしか見たことがなかった、スズムシやマツムシが普通にその辺にいることである。7月の梅雨の合間あたりからキリギリスが鳴き始め、8月に入ると、スズムシ、マツムシの声が聞こえてくる。 その長生村の八積駅近くには、「虫供養碑」がある。昆虫を供養するという文化は日本固有と聞いたことがあり、退治した多数の蝗を埋めて祀る石碑、養蚕関係の供養碑など、各地に虫供養碑はある。ただ、謡曲松虫の一節を引いて鳴く虫をあわれんで(虫売り業の衰退も悲しみ)立てられた事例は、全国的にも珍しいものとされている。以下は、『長生村風土記(明治・大正編)』等を参考に紹介する。 この辺からは、江戸時代より、夏虫(キリギリス、クツワムシ、スズムシ、マツムシ、ウマオイなど)を捕まえたり、飼育したりしながら、成虫を江戸に売っていたようで、農家の副業として竹(メダケ)で虫かごをつくっていたこともあったようだ。大正時代が最もさかんだったと言う。かつて長生村に鳴く虫による昆虫産業があったということは興味深い。 虫供養碑は、40年あまり虫売り業をしてきた八積村の佐瀬吉松氏が、秋のか細い虫の音を聞いてあわれを感じ、東京の虫売り業の仲間たちの賛同を得て、大正12年(1923年)2月に建立している。 大正時代、八積駅の西に広がる土地でよく捕獲されていたらしく、ススキのように丈が高くなる所は事前に踏みつぶしていたらしい。キリギリスは、昼間に切ったネギで釣り、クツワムシは夜に提灯などの明かりで捕まえたようだ。 なお、上に写真を載せた昆虫はHSU近くでよく見られるが、クツワムシやウマオイはまだこの辺りでは見て(聞いて)いない。 |
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