コラム;子スズメが子ツバメ育てる 

 ヤフーニュースの社会ニュース(2004.7.14)に、
子スズメが子ツバメ育てる 餌運び、無事巣立ちという記事がありました。
 私も舞い上がるように喜びました。こういった生き物たちのけなげな姿を、人間の学問としても、素直な眼で観てあげたいのです。心温まる記事をありがとうございました。

大阪府茨木市泉原の民間の移動動物園「ふれあいの里 動物村」で、子スズメが子ツバメに餌を運んで“育て”、ツバメがこのほど、無事に巣立ちした。
 動物村長の斎藤勝さん(62)によると、スズメは今年5月、ツバメは6月中旬に巣から落ちたところを保護された。同じかごに入れられた2羽は当初、つつき合うなど“反発”もしたが、6月下旬からスズメがツバメに餌を運ぶようになった。
 スズメはコメやパンくず、虫などを小さくしたり、軟らかくしたりしてツバメに与えていた。ツバメは本来、虫しか食べないとされるが、スズメが運んだものは何でも食べていた。夜は2羽並んで眠っていた。
 7月上旬にツバメが巣立ちして、残されたスズメはかごの中で少し寂しそうにしている。
 斎藤村長は「餌をやるのは1回だけかと思ったが、日課になった。親が子どもを殺す時代なのに、子ども同士でいたわり合っており、見習わなければ」と話している。(共同通信)
[7月14日8時52分更新]/以上ヤフーニュースより全文 下線筆者
 子ツバメ(左)に餌を与える子スズメ=大阪府茨木市の「ふれあいの里 動物村」

こういう記事もありました。

犬とスズメが友だちほほえましいと話題串本町の南さん宅  −紀伊民報

【2004年7月9日付掲載記事】 串本町串本、自営業南博務さん宅で愛犬フーチ(メス1年8カ月)と保護したスズメが仲良く生活するほほえましい様子が、近所の話題になっている。 先月26日の夜、大水崎区で南さんがフーチを散歩させていたところ、電柱の下でガサガサ動くものにフーチが興味を示した。蛾(ガ)か何かと思ったが、強く引っ張るため、懐中電灯を照らして見ると、生まれたばかりのスズメのヒナだった。

 いったん保護し、翌朝現場に戻しに行くと、電柱付近に2匹のヒナが死んでおり、周辺に巣や親鳥の姿などが見られないため、飛び立てるようになるまで保護することにしたという。

 フーチは、スズメに興味津々ながら、いじめたりすることもなく、自分の周囲をうろうろするスズメを優しく見守っている。

【スズメのヒナの成長を温かく見守る
犬のフーチ(写真は南博務さん撮影